「 音海天詩 」 僕の背中に羽が生えた でも片方しかないんだ けれど 好きな音にまみれていたら 好きな人の傍にいたら 羽がもうひとつ 現れるんだ 僕は 両方の羽を手にしているみたいだ この羽なら飛んで行ける 僕の音楽船は 鍵盤も弦も太鼓も薔薇のマイクも乗せて飛びたい すべて乗せて行きたいんだ そしたら 僕はずっと 歌い続けることができると思うんだ