海の浜辺にて夏の空気を吸い込みつつ
わたくしの瞳は小さな小道を見つけていた
小道の方角が気になってしかたがない
夏の海を楽しむ人々の様子を眺めるべく
浜辺に降りてみようと思っていたが進路変更をする
わたくしは気になる小道に進むことにする
小道の方角は、あたたかみのある感じが漂っていて
わたくしの好きな自然体の空気感である
小道の方角には鳥居があり
「この道に進ませていただきます」と挨拶をさせていただき
自然の道を入って行く
夏の海に漕ぎ出でてサーフィンや泳ぎを楽しむ涼む人々を
そっと横目に、人の気配を通り過ぎて行くERIKO
車も自転車も入っては行けない道
歩を進め足を使い、汗をかきながら、気になった世界を探検する
嗚呼、凄い眺めでございます、秘境に迷い込んだかの如く
時間が止まる、そして突然、速まり走りだす
絶妙な時間の揺らぎがたまりません
体内時計に強い影響を受けたみたいに
視界から入ってくる刺激は、わたしの体内をグワングワンさせました
さらに、あったかい空気と光に白いヴェールは
海なのに、湯気でも出てるのかと
海に温泉が湧いているんじゃないかと思えて来ます
お天道様は、この道にもご一緒していて
視点を合わせると光と影になります
それは何だか、わたくしに
水墨画でも見せてくださっているのでありましょうか
人は自然の中に身を置くことで
自然と戯れながらも自然から着実に学びも得ているのだと思う
色も画も空気感も、すべてのセンスは
わたくしは生きている土地から学んでいます