都会の喧騒を完全には遮断せずとも
世の風を適度に濾過し清浄化しつつ
一抹の安息の地を守っているような空気感である
安息の地には、鯉が似合う
鯉は、人に安らぎを与える効果もあるものと思う
道なりに歩いて行ったところで
赤が映える
彼岸花である
柳の傘と、彼岸花
対比に惹かれる
近くに寄って、彼岸花に、ご挨拶を
曼珠沙華
木陰を見つけて、椅子に座った
座って穏やかになって行く心模様の中で
徐々に、周囲の広がりに、意識を向けて行くことが出来るようになって行く
心の余裕である
さらに進んで行くと、水辺に鳥がいた
サギだろうか
長い首をクルンと折り返して
長い口ばしで羽をスイスイしている様子が
わたくしとしては、気に入った瞬間である
亀が隣に来たところで、ご一緒のところを激写したらば
亀と鳥が似ているような一枚が撮れた
画像を見て、気に入ったものが撮れたと感じたときは
非常にご満悦になるERIKOは
嬉しさを隠したりはしない
嗚呼、良い日だなあー!と声に出た
陽が高く高くなり
水面を照らして
心地も高らかに飛んで泳いで行くようだった