巨大な建造物の端には何があるだろう
辿りつくと
貝殻を開いたようなパラソルを翳した扉が待っていた
シェルのパラソルの下に立ち
曲線美に心奪われて行く
それは、心がパラソルの輪郭に同調して
滑らかな弧を描いて、しなる感覚である
しなやかさに戯れた後、
中央付近へ戻ると、解放感が堪らなく最高である
扉は中央、両サイドとあることをがわかり
建造物の内部では、どのように道は繋がっているのだろうと
見たことのないものに対する思いは知りたい気持ちを強くする
さらに、天空の
鎧兜を纏った和武士が気になりだした
球体と同じく、エメラルードに染まって、妙な神秘を醸し出している
緑のロードから建造物のエリアに入ってくる手前にも
実をいうと、門があった
帰りしなに、門前から見る建造物を捉えた
嗚呼、ずっと見ていたい気持ちに駆られる
緑のロードとは、どんなものかと気になっている方へ
わたくしから捧ぐとしたらば、潤いのある一角をどうぞ
再び門前に戻って来た
内側から見る門前は、少し大人びて見えた
お迎え入れを許される事は
白とゴールドとエメラルードで飾る祝福の兆しかもしれない